<北大低温研短波海洋レーダシステムの概要>

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黒潮をその源とする対馬暖流は,対馬海峡から日本海に入り,本州西岸に沿って北上します.その一部は津軽海峡から津軽暖流として太平洋に流れ,残りは北海道西岸をさらに北上して,宗谷海峡を経て,宗谷暖流としてオホーツク海へ流れ込みます.宗谷暖流は,日本海から高温・高塩分の水をオホーツク海へ供給する役割を担っています.

北海道大学低温科学研究所では,宗谷暖流を常時観測するために,ノシャップ岬,宗谷岬,猿払,雄武,紋別の5カ所に短波海洋レーダを設置しています.短波海洋レーダは,レーダ局から短波帯の電波を発射し,海面で反射(散乱)されて返ってくる信号を受信することで,海面付近の流速・流向を測定する装置です.短波海洋レーダの観測原理については,独立行政法人 情報通信研究機構 沖縄亜熱帯計測技術センターのページ(http://www2.nict.go.jp/dk/c218/LROR/index.html)をご参照下さい.観測データは電話回線を通して札幌の中央局に集められています.



この写真は,紋別のレーダ局です.左手奥の木柱に支えられているのが送受信アンテナ,右手の緑色の箱が送受信機および通信制御用コンピュータを格納しているコンテナです.


この図は,宗谷海峡域で観測された流速分布の一例です.矢印の向きが流向,矢印の長さと色が流速を表しています.宗谷暖流は宗谷海峡から猿払沖にかけて南東方向に流れ,最大 1 m 毎秒(時速 3.6 km)に達しています.このような流速分布を1時間毎に常時観測しています.


<最新の観測データ>



宗谷海峡 (画像をクリックすると拡大します)
  • 最新25時間分のアニメーション


  • 2017/09/21 06:00 and 2017/09/21 05:00

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    雄武−紋別沖 (画像をクリックすると拡大します)
  • 最新25時間分のアニメーション


  • 2017/09/21 05:00 and 2017/09/21 04:00

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    矢印の向きが流向,矢印の長さが流速(左下のスケール参照)を表しています.流速・流向は潮汐や海上の風の変動の影響を受けて時刻とともに大きく変動します.

    この流速観測データの図は自動的に最新のデータに更新されます.ただし,システムのトラブル等によりデータの更新が遅れる場合があります.

    この流速観測データは観測システムで自動的に作成される速報値で,不良データが含まれることがあり,現実と異なる流速が表示されることがあります.特に観測範囲の周辺部で大きな流速値が表示されている場合,不良データの可能性が高いと考えられます.データの使用には十分御注意下さい.

    なお, ここで公開している図の無断転用はご遠慮ください.

    <過去の観測データ>(工事中)


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