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大学院進学を希望の方へ
 環オホーツク観測研究センターは、環オホーツク地域の環境の研究を進めるため、平成16年に北海道大学低温科学研究所の付属施設として設立された国際研究拠点です。

 環オホーツク地域を対象に、海洋物理学、化学海洋学、自然地理学、雪氷学、気象学、植物生態学、海氷科学など様々なバックグラウンドを持つ研究者が、数値シミュレーション、化学分析、リモートセンシングなどの手法を用いて、研究を行っています。

 環オホーツク観測研究センターで学ぶ大学院生は、様々な大学や学部から入学してきています。大学院生は、北海道大学環境科学院の地球圏科学専攻または環境起学専攻に所属しています。センター専任の教員が担当する大学院のコースと研究のテーマは以下の通りです。

 詳しい案内は各専攻のウェブサイトをご覧ください。

研究内容に関して、見学希望などは、環オホーツク連絡メールアドレス(porc-info _at_ pop.lowtem.hokudai.ac.jp に連絡ください。


三寺史夫(教授 地球圏科学専攻、大気海洋物理学・気候力学コース/雪氷・寒冷圏科学コース)
海 洋物理学の講義を聴き回転流体というものは面白い、と思ったのがきっかけで、海洋の力学を中心に研究してきました。以前ハワイ大学に居たということもあ り、極域から赤道域までさまざまな経路・深度を通してつながる「海洋の3次元的な大循環」という見方が気に入っています。北太平洋における中層3次元循環 の出発点がオホーツク海であることがきっかけで、オホーツク海の研究をはじめました。オホーツク海は海洋物理学において未解決な問題が多いですし、さらに 気候変動や物質循環・海洋生態系においてもとても重要で魅力的な海洋であることを実感しています。
 最近扱ってきた主な研究テーマは次のようなものです。

・オホーツク海循環の力学
・海洋−海氷相互作用とポリニアの力学
・黒潮・親潮・オホーツク海から赤道にいたる北太平洋3次元循環の力学
・高解像度モデルを用いた南極周極流の表層・中層循環の研究
・孤立波など地球流体中の非線形波動と、黒潮蛇行や低気圧発生への応用
・中規模渦の力学、海水混合およびカオス的輸送

西岡 純(准教授 地球圏科学専攻、大気海洋化学・環境変遷学コース)
海洋化学的な微量金属元素分析技術を用いて、微量栄養物質と植物プランクトン増殖に関する研究を展開し、オホーツク海、カムチャツカ海流、親潮域および西部北太平洋亜寒帯域から成る環オホーツク圏の物質循環を理解していくことを目指しています。

想定される修論の課題:
オホーツク海ー親潮海域間の栄養物質の交換量の定量的把握
海水中の鉄の化学形態と生物利用能
親潮域に生息する植物プランクトンの鉄分要求量の評価

白岩孝行(准教授 環境起学専攻)
大学院教育は北海道大学大学院 環境科学院 起学専攻 人間生態システムコースを担当しています。人類が直面する様々な環境問題について、解決に向けた明確な目的意識を持ち、自然科学のみならず、様々な学際的知識を動員して理解することを学ぶコースです。

大学生の皆さん、地球上に残された最後のフロンティア、ロシア極東で一緒に研究してみませんか?日本のフロンティア、北海道の森と川と海で一緒に研究して みませんか?当面、腹は空かせません。性別・年齢問いません。ただ、この研究テーマは野外活動抜きには貫徹できませんので、安全教育は一から徹底して行い ます。

中村知裕(講師 地球圏科学専攻、大気海洋物理学・気候力学コース)
環オホーツク地域における大気−海洋−海氷−陸面の相互作用について、メ カニズムや役割を明らかにしていくことを目指している。またこれまでテーマとしてきた、千島列島域の潮汐過程と(潮汐による平均流・内部重力波の生成な ど)それが北大平洋中層の水塊構造・循環に与える影響にも関心がある。

的場澄人(助教 地球圏科学コース 雪氷・寒冷圏科学コース)
氷河を円柱状にくりぬいて得られる試料(アイスコア)を分析すると、過去 から現在までの気候や環境の変化を復元することができます。近年、身近な問題になってきている地球温暖化現象における人間活動の影響を正しく評価するため には、人間活動が活発になる前からの数百年間の環境変動を明らかにする必要があります。これまで、アラスカやカムチャツカの山岳氷河でアイスコアを掘って きました。アラスカのアイスコアからは近年の降水量と森林火災の増加が明らかになってきました。2011年は、グリーンランド沿岸部で掘っています。