池に石を放り投げると出来るのが外部波(模式図上)。同様のものが水中で起こるのが内部波(模式図下)。
どちらの波も、密度差に伴う重力(質量×重力加速度)の違いを主な復元力として波が生じている。
・外部波の場合:空気と水の密度差。水は空気より重い(密度が大きい)ので、凸の所は凹の所より大きい力がかかる。
・内部波の場合:上下の海水の密度差:海の中は、重い水が下に、軽い水が上に「成層」している(層を成している)。
←これは、冬に部屋を暖房すると、天井付近が暖かく、床の方は冷たくなるのと同じ。
「アルキメデスの原理(浮力=周囲の水の重さと同じ大きさで上向きの力)」から説明すると、
重い水が持ち上げられ、周囲の方が軽くなると正味の浮力は下向き(正味の浮力=「浮力」−重力、上向きを正とする)。
逆に軽い水が押し下げられると、正味の浮力は上向き。
(ここでは表面張力やコリオリ力は説明が長くなるので省略)