- 数値モデルを用いた実験・シミュレーションが好きです。
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海水の運動については、支配方程式があります。しかし、非線形なので手では解けません。そこで、差分などの近似をしてコンピュータで数値的に計算します。
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非線形は様々な面白い現象の種であり、それを直接取り扱えるのが数値モデルの利点です。数値モデルでは、設定も自由にでき、好きな時刻・場所における欲しい物理量を得ることもできます。これらの利点を活かして、複雑な現象や相互作用を解き明かしていくのは数値的研究の醍醐味の一つです。(観測と違い、失敗してもやり直せるのも隠れた利点です。)
- これまで使ってきたモデル
- 順圧潮汐モデル
- 鉛直2次元非静水圧モデル
- 3次元非静水圧モデル
- 海洋大循環モデル(京都大学モデル、MOM、Iced COCO)
- 領域大気気候モデル(iRAM)
- iRAM−COCO結合モデル(パラメタテスト中)
- 理論も面白いです。
- 数値モデル結果に基づいて理論を考えたり、理論的予測を数値モデルで試したりもします。
- 観測 はじめました。
- 2006: オホーツク海の観測(JAMSTECみらい)
- 2007: アリューシャン列島・ベーリング海での内部波・鉛直混合の観測(北大水産おしょろ丸)
- 2008: 親潮域における表層鉄・水塊構造(北水研北光丸)
- 2008: アリューシャン列島での内部波 集中観測(北大水産おしょろ丸)
- 2009: 親潮域における表層栄養塩とサブメソスケール渦(北水研北光丸)
- 2009: 親潮域における表層鉄・水塊構造(北大水産おしょろ丸)
- 2011: 親潮域における表層栄養塩・水塊構造(北水研北光丸)
- 2011: 宗谷海峡における潮汐変動観測(北大水産おしょろ丸)
- 2011: オホーツク海・千島列島・東カムチャッカ海流(ロシア船Gordienko)
- 2012: アリューシャン列島での内部波 集中観測(北大水産おしょろ丸)
- 2013: 津軽海峡での内部波 集中観測(北大水産うしお丸)
- 2014: 沿岸親潮のフロント集中観測(北水研 北光丸)
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